ドライアイに必要不可欠な油と油の工場マイボーム腺のお話

みなさんの目にはマイボーム腺があります。マイボーム腺とは目にはとても重要な油の工場なのです。そもそも涙は3層で構成されています。ムチン層、水層、油層です。この3つの中で油層は一番表面にあり、2つ目の水層を蒸発させない為に守ってくれています。マイボーム腺はこの水分を守っている油分の供給をつかさどっている腺です。いわば油分の工場といえます。

マイボーム腺は睫毛の内側に小さく点になって整列しています。その数は上まぶたには約50本、下まぶたには約25本あります。このマイボーム腺から油分を分泌しているのです。そして同時に油分の出口にもなっています。しかしこの出口が油で固まる場合があります。細菌感染やアイメイクなどの化粧品の長時間の使用です。アイメイクに関しては女性の方は特に気を付けなければなりません。固まると油層が正常ではなくなる為、水分のバランスが崩れます。このバランスが崩れる事によりドライアイを引き起こすのです。水分が蒸発する一般のドライアイと逆に涙があふれるタイプ(ウェットタイプ)のドライアイです。

また、マイボーム腺のつまりによってさらに複雑な目の症状にもなります。そしてマイボーム腺の機能障害によりドライアイが悪化する可能性もあるのです。もっと怖いのはマイボーム腺機能不全症です。

マイボーム腺機能不全症とは、通常マイボーム腺から分泌される油分はさらさらしています。しかし、マイボーム腺機能不全症を引き起こすとこの油分がどろどろし、半固形になります。固形になった油分によってマイボーム腺が閉じてしまい機能が不全になる状態の事です。これによってドライアイもさらに悪化します。このようにマイボーム腺と油分は繋がっているのです。

マイボーム腺の詰まりやドライアイの症状を軽減するのに自分でできる効果的な方法があります。それは蒸しタオルです。蒸しタオルで眼を温める事によりマイボーム腺に詰まっていた油が溶け出してくるのです。ですが、何よりもまず大切なのは目をきちんと休ませてあげる事です。女性の方は特にアイメイクにも気を付けましょう。


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